レーシック治療の実績数は要チェックブログ:22-4-17
思春期を迎える以前の僕たち姉弟は、
近所でも評判の仲の良い兄弟でした。
年子であることもそうですが、
引越しが多かったことや、友人の家と少し離れていることなどもあり、
二人で遊ぶことが多かったからかもしれません。
おとうとのあまりのパワフルさに、
僕の体力がもたない事もしばしばでしたが…
おとうとはまさに疲れ知らずなのです。
おとうとは夢中になって遊んでいるのに、
僕はすっかり疲れきってしまい、
ママが呼びにくるのが待ち遠しいこともありました。
そんな僕たち姉弟も例外では無いようで、
思春期の気配がする頃には、少しずつ距離が出来始めていました。
そんな頃の印象的な出来事です。
僕が小学校6年の時に
僕達一家は東京に引っ越したのですが、
その直後の習字の時間に事は起こりました。
以前の学校では、墨汁をそのまま使用していたのですが、
新しい学校では、墨を摺るように指導していたようで、
前の席の男の子と言い争いになりました。
しかし、娘の頃の僕はとてもクチ下手で
どちらかというとクチの代わりに手が出る方でした。
クチげんかでは必ずおとうとに負けていたんですよね。
当然、その男の子にもクチでは敵うはずもなく、
力の争いに発展の後、どう終了したのかは覚えていませんが、
感情を表現できず、怒りだけがたまって悔しくて泣いてしまいました。
休み時間におとうとがその話を聞きつけたらしく
「大丈夫か?」
と飛んできてくれたのです。
おとうとがそんな風に飛んできてくれたことがとても意外でした。
あまりクチをきかなくてもちゃんと心配してくれてるんだな…と
嬉しかったんです。
小学生ながら実に男らしいおとうとだと
頼もしく思えたことを覚えています。